エレベーターの耐震設計に必要な地震荷重は、原則として震度法により求めるが、つり合いおもりに作用する地震荷重については、計算された値に一定の低減率を乗じて、低減できる場合がある。
この低減率を荷重低減率という。
その値は、つり合いおもりのレールにタイブラケットを設けた場合と、つり合いおもりわくに中間ストッパを設けた場合において、それぞれβ1及びβ2の記号で表し、その値はレールの断面性能に応じて定められている。
なお、かごのレールに対する地震荷重の計算においては、その計算のもとになるかごの総重量の計算の際、かごの積載荷重に一定の低減率を乗じて低減することができることになっている。
この場合の低減率を積載荷重低減率という。(エレベーター耐震設計・施行指針)
積載荷重低減率、タイブラケット、中間ストッパ
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